過去の例会報告


地理教育部会 2004年度 12月例会

日 時: 2004年12月11日(土) 15:00〜17:30

場 所: 大阪教育大学附属天王寺中・高校 2F 視聴覚教室

参加者
村越  真(静岡大学)  宮村 誠二(帝国書院)  水野 惠司(大阪教育大学) 辻本 英和(大阪教育大学)
磯  高材(元大阪市公立学校長) 橋本九二男(元短大・大阪府立高校)  神吉 正雄(武庫川女子大学附属高等学校) 
古岡 俊之(西宮市教育委員会) 奥舍 憲雄(金蘭千里中・高等学校)  冨田 健治(清風南海中・高等学校)
奈良 芳信(清風南海中・高等学校) 丹松美代志(池田市立細川中学校)  竹田 桂子(豊中市立第七中学校)
加藤 佳津(豊中市立第十八中学校)  岡森  啓(清風南海中・高等学校)  射手矢 武(清風南海中・高等学校)
桑名 智寛(大教大附属天王寺中学校) 冨田健太郎(智辯学園和歌山中・高等学校) 
高橋 淳一(智辯学園中・高等学校)  林  育史(新宮市立三輪崎小学校)   

12月例会報告
 静岡大学教授 村越 真 先生
  「講演 「子どもはみんな地図が好き──地図が育む生きる力」
 

 要項・写真・グラフ・統計・地図等を多数用意され、PC・プロジェクターで投影しながらの講演であり、わかりやすく愉しい内容であった。A4判5枚の裏表に合計58枚のカラースライドを印刷したレジメも配布され、先生の周到な用意は、講演内容を理解する上で大いに役立った。
      
 現代社会は、地図なしでは生活できないのではないか。地図の活用は必須の条件であるが、地図についての事前教育が充分にできているかといえば、不充分と言わざるを得ない。
      
 地図を使えば諸事情や事物が即理解でき手軽である。
 地図を使っての活動は愉しく、活用によって達成感を得る。
 地図を使うことで子供の活動はより活発になり、子供は地図好きになる。しかし大人はどうも地図に苦手意識があるようだ。
 次の四つの観点から詳細に解説された。
   @地図活動の事例  オリエンテーリング実践例     
      伊能忠敬の地図づくり
      ハザードマップを使って
      自然体験の準備
   A利用の実態
   B地図理解の能力:古典的な考え
   C地図理解のスキル
      
 生きる力のための地図──地図が育む生きる力、として下記を中心にまとめられた。
 
  • 情報の吟味と取捨選択
  • 現実をイメージする
  • 論理的な発想
  • 総合的な判断
  • 危機管理


 資料提供
磯 高材さん 企画展 堺と新大和川(堺市博物館)パンフレット
速報 平成16年新潟県中越地震 SEISMO 2004年12月号 pp.6-7

奥舍 憲雄さん 2004(平成16)年度 3年生第4回模擬テスト「地理B」

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