地理教育部会 2011年度 12月例会

日 時: 2011年12月10日(土) 

場 所: 大阪教育大学天王寺キャンパス 中央館 5階 514教室

参加者
正木 久仁(大阪教育大学) 磯  高材(元大阪市公立学校長) 
武内 正夫(元大阪府公立・私立高等学校長)   奥舍 憲雄(金蘭千里中・高等学校)
奈良 芳信(金蘭千里中・高等学校)  岡森 啓(清風南海中・高等学校)   冨田健太郎(清風南海中・高等学校) 



 「2011年 センター追試験 地理B 解説検討」  冨田 健太郎
センター試験の追試験を情報公開制度を利用し、手に入れ、
解説を作成し、検討した。

大問の構成は本試験と同様で、過去に出題された問題が数問あった。

本試験同様、練られた問題が多かったが、時間のかかる問題や、やや疑問の残るがあった。



 「TPPについて」  冨田 健太郎
射手矢先生がTPPについて授業を行ったため、その授業プリントを参考にTPPについて、
現在わかっている内容を発表した。

日本はこれから交渉に参加するため、詳細はまだ不明であったが、TPP参加国の貿易額の内訳や
TPPとEUとの経済圏比較などを行った。

日本、カナダ、メキシコを除いた参加国の輸出額のうち、60%弱がアメリカで、いくつかの国とはすでにEPAを
結んでいるので、実質アメリカとの自由貿易交渉となることがわかる。

また、日本、カナダ、メキシコを含めた参加国のGNIの合計は世界の40%をしめる経済圏となり、EUの28%を大きく上回る。輸出額の合計も28%となるが、EUの37%よりは少ない。しかし、内訳をみるとアメリカと日本の割合が大きい。



 資料提供
磯 高材 『国際シンポ 地球温暖化の目撃者』の記事2011.11.27(日)毎日新聞朝刊
先月配布の対戦の詔書のふりがな
奥舍 憲雄 TPP 新語時事用語辞典抜粋
『亡国日本 TPP原発と同じだ』2011.11.25週刊金曜日
『教えて!TPP 1〜11』2011.11.24〜朝日新聞
奈良 芳信 『月刊島民 中之島 41号』(月刊島民プレス、2011.12.01)
大気の大循環 H.Flohn
射手矢 武 TPP授業プリント
冨田 健太郎 『TPPを知る9 10』 2011.11.16(水)、17(木)日経朝刊
『首相 TPP交渉参加』 2011.11.12(土)日経朝刊
『米中 アジア経済圏で火花』 2011.11.13(日)日経朝刊
『TPP9か国大枠合意』2011.11.15(火)日経朝刊
『歴史散歩 スマホ片手に』2011.12.1日経夕刊
『総スマホ時代 変わる韓国』2011.12.4日経朝刊
『エネルギーを問う ガス傾斜 英国の教訓』2011.11.13(日)日経朝刊
『北極海、なぜ温暖化を加速?』201112.4(日)日経朝刊
『米軍、海洋安保に重点』2011.12.4(日)日経朝刊
TPP経済比較


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