地理教育部会 2012年度 12月例会

日 時: 2012年12月9日(日) 

場 所: 大阪教育大学天王寺キャンパス 中央館 2階 

参加者
正木 久仁(大阪教育大学) 磯  高材(元大阪市公立学校長) 
奥舍 憲雄(金蘭千里中・高等学校)
奈良 芳信(金蘭千里中・高等学校)   岡森 啓(清風南海中・高等学校)
奥野 一生(大阪府教育センター附属高等学校)  冨田健太郎(清風南海中・高等学校) 



 大阪教育大学地理学会 発表
 「ニュージーランド研修旅行におけるワークシートの活用事例」  冨田 健太郎 
 先月発表した研修旅行において、現地で経験したことを書き込むワークシートを出発前に配布した。地理的な見方や考え方ができるように、見るポイントなどを例としてあげ、気候や産業、生活・文化などを書き込ませた。ワークシートの質問は、ホームステイ先の格差が浮き彫りにならないように配慮する必要があり、やや曖昧な質問になったところがある。しかし、生徒が書いてきたものをみると、おおむね意図通りになっていた。

 質疑応答では、誘導することでステレオタイプ的にならないか、写真などは撮らなかったのかなどがあった。確かにステレオタイプ的なところもあるが、ニュージーランドの特徴をよく捉えられたといえる。また、現地で調べたことや経験したことを書くだけでなく、簡単な感想を書くことで、生徒の考え方もわかるようにすればよかった。
 写真は必ずつけるようにするなど、まだまだ工夫するところがあった。

 研修旅行などを地域調査的に扱う場合、このようなワークシートを使う方法もあるといえる。

 「日本島嶼学会参加報告」  奧野 一生
2000年大東諸島、2002年伊平屋島・伊是名島、2007年与那国島、2009年久米島において開催された島嶼学会の報告を多くの写真をつかって行った。

 

 「地理教育部会巡検報告」  奈良 芳信
 1967年からほぼ毎年実施されている巡検を写真を使って紹介した。特に近年の巡検では東日本大震災前後に実施した東北巡検で、被災前後の写真を比較してみることができた。



 資料提供
磯 高材  
奈良 芳信
冨田 健太郎


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