北海道巡検様子を多数の写真をもとに詳細に報告された。
報告には6月に購入したDATA Projectorと50inch Screenが利用された。
なお、写真の一部はHPのフォトアルバム「2005年北海道巡検」で見られます。
■砂子炭鉱三笠露天坑
事務所の会議室で会社幹部の方々から概要説明を受けた後、会社の車に分乗して採掘現場に案内して戴いた。
- 現場道路は、積雪・凍結対策上舗装せず、地道だが道路幅は広い。
- 幾春別北方の三笠山(593.7m)の東方約400mの山の斜面を上部から掘削。
- 鉱区を3期に分け、1期分は終了。現在2期分で採掘しており、年産15万トン、埋蔵137万トン。
- 優良瀝青炭は坑道掘で50%程は採掘済みであり、残りの25%を採取すれば採算可能との話。
- 坑道掘では赤字が必至であり、露天掘をしていくと、昔の坑道に出会う。
- 石炭層は8層あり、下部ほど良質で、斜層であり、炭層幅は2mほどである。
- 石炭層間の除去した泥岩や砂岩は、採掘終了後の空地に埋め戻す。
- 埋め戻しには、環境保全対策が必須であり、水平10m斜面10mの階段状を作り、養草、植林、沈泥池、遊水池などを確保して、景観復元に努めている。
- 超大型のショベルカー、ダンプカーを使用し、維持費も高額である。
- 砂子炭鉱では、小平町<オビラチョウ>達布<タップ>でも露天坑で採炭している。
■奥尻島
- 国連世界防災会議で紹介された津波対策世界一の現状を見ることができた。
- 平成5(1993)年7月12日22時17分発生の北海道南西沖地震(M7.8)とすぐに襲来した大津波により甚大な被害を受け198名の命が失われた。
- 島の南端青苗地区は地震による家屋倒壊のあと、直接の大津波と岬をまわった逆方向からの津波のためすべて流出した。
- 青苗漁港地区は直後に発生した大火災ですべて焼失した。
- 被災後、青苗地区南端は公園化され、津波博物館、慰霊碑時空翔が建てられている。
- 住宅は高さ20〜30mの高台にウツされ、中心に駐在所、消防署、役場出張所、ホール(避難所にも なる)がつくられている。
- 漁港地区には人工地盤、魚市場がつくられ、耐震建築で、非常時には3階から渡り廊下を通って高台に移動できる。
- 低地から高台への避難路が多数設けられ、太陽電池で夜間でも場所がわかるようになっている。
■昭和新山・有珠山・洞爺湖
- 遊歩道、展望台、解説板が設置され、噴火跡、噴火災害復旧・復興の現状をつぶさに見学できた。
- 例:火口(含:沼池)、堰止湖、噴気(水蒸気)、地熱、立枯木、断層、隆起地形、被災家屋、災害遺構、砂防ダム、放水路、植生の自然回復力、……
- 火山博物館の充実した内容は必見の価値あり。
■その他の主な巡検地
ちほく高原鉄道ふるさと銀河線、薄荷博物館、常紋トンネル附近、イトムカ鉱山跡、層雲峡、アイスパビリオン、当麻鐘乳洞、永山神社、旭川兵村記念館、小樽運河、豊浜トンネル、積丹岬、神威岬、鰊御殿、茅沼炭鉱跡、岩石海岸地形、洋上風力発電、美利河ダム、夕張石炭村、等々
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