参加者 |
磯 高材(元大阪市公立学校長) 橋本九二男(元大阪府立高等学校) 米田 藤博(元大阪府立高等学校) 神吉 正雄(武庫川女子大学附属中・高等学校) 奧舍 憲雄(金蘭千里中・高等学校) 冨田 健治(相愛中・高等学校) 冨田健太郎(清風南海中・高等学校) 奈良 芳信(清風南海中・高等学校) |
「一万石大名の家臣団構成と参勤交代 ──如何に武士は貧乏であったか──」 米田 藤博 |
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米田氏は長年研究されている江戸幕府下の小藩大名、旗本・御家人など実質的に幕藩体制を支えていた武士団について、残存古文書を中心に市町村史誌、各地図書館の蔵書・文献類、出版書籍など多くの参考文献を纏め、支配階級の武士は金銭面では如何に貧乏であったか、を解説された。 (発表要項:A4判11頁) (紙面の都合で、以下項目のみとします)
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「出雲平野の散村の現況」 橋本九二男 |
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橋本氏は、個人巡檢で訪れた日本三大散居集落の一つ出雲平野の最近の景観を、築地松を中心に、撮影写真を資料に解説された。 出雲平野では、築地松を植え、高さ10m位に育てて整え、冬の防風に役立ててきた。最近は、道路沿いに普通の民家が建ち並ぶようになり、また築地松を持つ農家も、屋根も茅葺きから瓦葺きへ、鉄製・アルミ製サッシの採用や住宅建設工法の変化などで、風に強い家屋が出来るようになった。 また、農業機械や自家用車の車庫の建設、住宅用家屋の増築などで築地松の一部を取り払ったり、全面的に低木塀やブロック塀等に変更する家が増えてきた。 地元でも景観保全策をとっているが、築地松の維持管理に費用が嵩むことなど、余り乗り気でない家もあるという。 |
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資料提供 | |
磯 高材 | 三河国国分尼寺跡史跡公園パンフレット(豊川市) |
奈良 芳信 | 出雲平野守る“壁”築地松(2007.02.18 産経新聞 朝刊) |
米田 藤博 | パイオニア第80号:位野木壽一先生追悼号、 パイオニア第79号、第61号、第60号、第59号、第58号、第56号、第53号。 (米田氏の論文が収録されている) |