参加者 |
磯 高材(元大阪市公立学校長) 奥舍 憲雄(金蘭千里中・高等学校) 高橋 淳一(智辯学園中・高等学校) 津田 斉(大阪教育大学学生) 奈良 芳信(金蘭千里中・高等学校) |
「与論島(個人巡檢報告)」 高橋 淳一 |
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夏休みを利用して鹿児島縣与論島を巡檢した内容を寫眞投影で解説された。 ・海面から湧き上がる水蒸気ですぐ小さな雲が発生する様子(航空機より) ・島を囲む珊瑚礁(機上、海上、陸上から) ・ゴーヤの水耕栽培(観光農園:ゴーヤの形・大きさが様々) ・砂糖黍畑・加工工場(工場は収穫期でないので休業中) ・海岸風景(漂流物の漂着が急増中) ・農家の自家用焼酎の保管 ※紙面の都合で以下省略 |
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「上信甲巡檢(教育部會夏季巡檢)報告」 奈良 芳信 日程表 | ||
今年度は8月2日〜8日に上信甲地方(附:横浜市・さいたま市)を巡検した。天気に恵まれ、また利用したタクシー運轉手の協力で初期以上の大きな成果を得た。 ・嬬恋高原(群馬縣):広大なキャベツ畑 高原気候と農業政策を受け、見渡す限りキャベツ畑。谷を隔てた向側斜面も同様であり、現在何個実っているか想像もつかない。積雪前の収穫を目指す苗の植附作業もあった。本年の天候の關係で他の夏野菜が不作で、キャベツ・レタスが夏場の消費者を喜ばせている様子が畑と作業中の農家の人々を見て感銘する。 ・菅平高原(長野縣上田市):レタス畑 レタス栽培は畝を白ビニール(マルチ)で覆い、小穴を開けて苗を植えてそのままにしている。白い地面に緑のレタスと色合いがよい。水分補給や害虫防禦、土汚れ対策に有効と思った。なお、柔らかい野菜なので、収穫・出荷作業も叮嚀にしていると感じた。 ・北軽井沢ペンション・別荘地区(浅間山北側):熔岩樹型 不在時の管理が悪く、建物周辺に雑草が茂り、近隣・景観に迷惑なものが目立った。1783年天明噴火の熔岩が樹木分だけ丸い穴を開けており、国指定特別天然記念物。立札番号30番台まで確認。なお周辺は森林が育ってきており、二百年経過の年月を感ずる。 ・上田市:真田本城跡、上田城跡、甲府市:武田氏城館跡、韮崎市:新府城跡 戦国の武将が築いた城郭だが、天然の地形をうまく利用していることが、周辺の地形も含めて理解できる。 早川町・南アルプス市:フォッサマグナ西側構造線、南アルプス林道 逆断層路頭(新倉の糸魚川・静岡構造線:国指定天然記念物)、湧水、V字谷などの地形観察。北岳登山口の広河原へはマイカー規制で、専用バス・タクシー・地元車・工事用車輛のみが通行可能。良い方策だと思う。 ・御勅使川扇状地(南アルプス市、甲斐市):石積出、将棋頭、高岩、聖牛、信玄堤、竜王用水 武田信玄が扇状地の治水に努めた遺跡が残されているのは、現在の河川改修まで利用されていた証明で、現在も一部が活用されている。現在の直線で連続する床固工法も先人の教訓が活かされているように思える。 ※紙面の都合で以下省略 |
資料提供 | |
磯 高材 | 「竜巻から身を守る」(気象庁) 「竜巻等突風災害とその対応」(内閣府・気象庁) 「土砂災害 早めの避難が命を救う」(東京法規出版) 「津波・高潮ステーション〜津波を体感してみませんか」(大阪府) |
奈良 芳信 | 『月刊島民 中之島 12号』(月刊島民プレス) 『月間島民 中之島 13号』(月間島民プレス) 『道後温泉本館から歩いて10分前後の名所・旧跡−道後の歴史散策ガイド−』 (道後温泉旅館協同組合・道後商店街振興組合) |