地理教育部会 2009年度 1月例会

日 時: 2010年1月9日(土) 

場 所: 大阪教育大学天王寺キャンパス 中央館 5階 520教室

参加者
正木 久仁(大阪教育大学)      磯  高材(元大阪市公立学校長)
奥舍 憲雄(金蘭千里中・高等学校)  奥野 一生(大阪府立大和川高等学校)
冨田健太郎(清風南海中・高等学校)  奈良 芳信(金蘭千里中・高等学校)


 「北海道巡檢」  奈良芳信
奈良氏は、亡父の親友(昨年10月逝去)の墓参及び父方の従弟との久し振りの面会のため、小樽・札幌へ旅行した。天候の変化を見極めて、納沙布岬への個人巡檢もしたので、旅行中に撮した寫眞を、PC・PC Projectorを利用して映写しながらの説明であった。

行程概略
3日 ITM1320─→1505CTS─(JR)─札幌─(地下鉄)─中島公園 △札幌パークH
4日 墓参、小樽巡檢、札幌巡檢、大通BC2200=(オーロラ号)=
5日 =0650根室0655=(taxi)=珸瑶瑁==納沙布岬==東根室==根室0822──1038釧路1117─(sおおぞら8)─1500札幌─(地下鉄)─中島公園 △札幌パークH
6日 札幌巡檢、従弟と面会・会食 △札幌パークH
7日 札幌巡檢、札幌─(JR)─CTS1610─→1818KIX1836─(ラピートβ)─1915難波

主な寫眞
大阪湾、大阪城周辺、富士山、恐山、新千歳空港、中島公園、豊平館、札幌駅、大通公園、札幌TV塔、札幌TV塔展望台からの全周方向の写真、札幌時計台、赤れんが庁舎(北海道庁旧本庁舎)、赤れんが庁舎内部、根室駅、東根室駅、根室BC、納沙布岬、納沙布岬燈臺、根室金刀比羅神社、高田屋嘉兵衛像、北海道大学ポプラ並木、新渡戸稲造像、小樽駅、小樽運河、洞爺湖、有珠山etc.

基本費用等
ANA楽パック(往復航空券+宿泊代=66,700円)を利用
札幌パークHは、2人部屋の1人使用


 「話題提供 『ブレインツイスター 地理の難問』梧桐書院 」 奈良芳信
・題名に惹かれて購入。2009年12月19日 第1刷發行。1,300円+税。
・問題03・04は、HR時に担任学級(中一)で実施(10分弱)。全問正解者は零。
・問題07は、授業時に地理選択者(高三)で実施(40分程)。完答者は零。
・例會時に、難読地名部分などを解いてみたが、読めないものが数件あった。


 「話題提供 『地図の読み方事典』東京堂出版  『おとなの旅の地図ドリル 日本旅行編』日東書院」 
    奥野一生
・掲示板の“近刊紹介”(1月4日投稿)を參照して下さい。↓

  さて、昨年12月20日初版発行で『地図の読み方事典』東京堂出版、本体2500円+税が出ました。地図の読み方、地図から自然を読む、地図から歴史を読む、地図の歴史、から構成されており、5万・2万5千分の1地形図以外に各種主題図、5000や2500分の1の大縮尺図、さらには海外地図も多数収録されており、高等学校の授業で活用できるとともに、地図からの自然地理研究法、地図からの歴史地理研究法を提示していると思われます。望むべくは、地図からの人文地理研究法が加われば、よかったかと思ったりします。表紙には、土浦の同一縮尺・同一範囲の地形図が掲載されて、大いに期待したのですが、本文中では、異なる年次・異なる縮尺図を、同一縮尺・同一範囲としていない場所もあり、見にくい印象があるかもしれません。戦前の木津川河口の大阪飛行場(滑走路が記載されていない理由の明示があれば面白かったのですが)、旭川の屯田兵村、久米島、田老、氷上町分水界、天保山、百瀬川扇状地、など多彩な内容です。<BR> 12月15日初版第1刷発行の『おとなの旅の地図ドリル 日本旅行編』日東書院、本体1000円+税、は名前の通り「おとなのドリルもの」です。全国編と地域編からなり、全国編では「人気テーマパークを楽しむ」がありますが、一昨年閉園した「倉敷チボリ公園」が登場しています。地域編では「郷土料理」「名産物」「名湯・秘湯」「祭り」からなり、さしずめ、「日本旅行検定」というところでしょうか。雑談や巡検のおまけに利用するのも一興でしょうか。<BR> ところで、「駄洒落」たいしたことはないのですが、またの機会に。<BR> 年末は、「シルク・ドュ・ソレイユ」「ディズニーランド」「ディズニーシー」、宿泊はディズニーパートナーホテル、帰省ラッシュの中、帰阪しました。かつては、年末のディズニーリゾート周辺ホテルは混雑したのですが、ディズニーランド入り口前(かつての駐車場)に巨大なディズニーランドホテルが開業、供給過剰気味で、満室にならないこともあり、インターネット上でも、室料が日により、小刻みに変動します。シーズンオフ、2〜3日前のインターネット予約がお徳かもしれません。追伸「ふじわら」氏は「ながの」に移動、「ていそうばんごう」は同一です。500系新幹線が東海道区間から引退(現在でも1往復のみ)、近鉄伊賀線から伊賀鉄道となった路線では、新生駒トンエル開通前の車両を改軌のうえ、使用中ですが、ようやく新車?投入、なんと元東急の車両です。元近鉄路線に元東急車輛、時代の流れでしょうか。



 資料提供
磯  高材 「南海トラフ巨大分岐断層の起源と全歴史を解明」(地質本部ニュース 2010.1月号)
「琵琶湖西岸断層帯の評価の一部改訂」(地質本部ニュース 2009.12月号)
「近畿地方関連の地震の30年確率」(一覧表、自作、B5判1枚)
奈良 芳信 『月刊島民 中之島 18号』(月刊島民プレス、2010.01.01)
「南樺太都市名図」(赤れんが庁舎(北海道庁旧本庁舎)で入手)
「南1条〜南6条周辺便利マップ」(〃)
「『赤れんが庁舎』周辺便利マップ」(〃)
「赤れんが庁舎」(北海道総務部総務課)(〃)
「北方領土」(社団法人 北方領土復帰期成同盟)(〃)
「樺太関係資料館」(北海道保健福祉部福祉局福祉援護課)(〃)
「SAPPORO ミュージアムMAP」(札幌大学・札幌大学女子短期大学部)(〃)
「国指定史跡 琴似屯田兵村兵屋跡」(札幌市・札幌市教育委員会)
「札幌市 時計台」(札幌市監修)
「ねむろガイドマップ」(根室市・根室市観光協会)
『ブレインツイスター 地理の難問』:問題03、問題04、問題07
冨田健太郎 平成21年度 二学期期末考査(地理、対象:高一)
平成21年度 冬課題考査(地理、対象:高一)
「『のっぽビル』ない梅田」(日本經濟新聞 2010.01.06 夕刊)
「黄砂が酸性雨中和」(日本經濟新聞 2010.01.03)


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