過去の例会報告


地理教育部会 2005年度 5月例会

日 時: 2005年5月14日(土) 

場 所: 大阪教育大学附属天王寺中・高等学校 視聴覚教室

参加者
宮村 誠二(帝國書院)          岸野 洋一(帝國書院)
大平原 寛(帝國書院)          成田 佳絵(帝國書院)
磯  高材(元大阪市公立学校長)     神吉 正雄(武庫女大附属中・高等学校)
巽  正憲(ソフィア・堺プラネタリウム) 奥舍 憲雄(金蘭千里中・高等学校)
奈良 芳信(清風南海中・高等学校)    小林 正恒(大阪府立長吉高等学校)
奥野 一生(大阪府立盾津高等学校)    篠田 龍也(京都市立堀川高等学校)
吉水 裕也(岐阜聖徳学園大学)      桑名 智寛(大教大附属天王寺中学校)
冨田健太郎(智辯学園和歌山中・高等学校) 佐藤 俊史(智辯学園和歌山中・高等学校)

5月例会報告
 宮村 誠二さん・岸野 洋一さん・大平原 寛さん(発表順)
   「インド・ウズベキスタン・サウジアラビア取材時の寫眞から」

海外取材時の寫眞・ビデオの中から、地理教育上で参考となる寫眞・ビデオを多数提示しつつ解説して戴いた。
特にバザールでの現地人が行き交う姿や並んでいる商品など、その地の住民の生活が大変良くわかった。

■インド
 ・デリー 地下鉄(日本のODA援助、韓国の技術で建設)
      映画館の広告に日本のアニメ
 ・チェンナイ エビ養殖場:南米原産のバナメイ種(ブラックタイガー種より病気に強い)
 ・バンガロール スラムの中に工場立地(広大な用地を安価に確保できる)
         トヨタが進出:RV車が中心、用地の25%を使用
         テクノパーク:シャープ進出、悩みの一つは年頃になると田舎へ帰る
 ・ゴア 世界遺産の教会、ザビエルのミイラ、ボーキサイト鉱山
 ・ムンバイ 拝火教教会、映画館、スラム(宮脇俊三の世界)、一般住宅の内部、高級住宅地、
        辨當配達人、洗濯場、洗濯屋(Yシャツ=1ルピー=2.6円)

■ウズベキスタン
 ・タシケント イスラム寺院、市場(果物、豆、瓜類が多く並ぶ)
 ・農業 用水路は掘っただけ、水量多し、取水量多し、塩害
 ・アラル海 湖岸線の後退顕著(廃墟・廃村・廃船)、塩が集積した白っぽい土

■サウジアラビア
 ・リヤド 政府関係者の居住地(収入多く、外国人労働者を雇傭)
      私立小学校:1学級12人くらいの編成
 ・棗椰子 エジプト人労働者が木登りで採取(市場では棗椰子加工品の種類が多い)
 ・沙漠内道路 有刺鉄線:駱駝の侵入防止、陸橋:駱駝横断用
 ・ベドウィン 定住化が進行中であるが、戸外テント生活と併用
 ・ジッダ−メッカ間の道路 イスラム教徒以外立入禁止の看板(日本語もあり)

※紙面の制約で、一部の報告となりました。ご容赦下さい。
 内容が盛り沢山で、充分な質疑応答の時間が確保できず、発表者は勿論、参会者にも欲求不満の会でした?!

 資料提供
帝国書院 標準高等地図(平成18年度採用見本)
図説地理資料 世界の諸地域NOW
中学生の県名国名認知度調査結果報告
磯  高材さん 大阪府平成16年度大阪平野地下構造調査概要(八尾測線、大阪湾岸測線)
パンフレット(愛知万博、中部国際空港)
巽 正憲さん 日本文化の中のインド(ロータリークラブでの講演内容を纏められた冊子)
冨田健太郎さん 宿題プリント ステップアップ地理(国家と国家群、領土問題、交通・通信)











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