地理教育部会 2006年度 11月例会

日 時: 2006年11月11日(土) 

場 所: 大阪城ホール内城見ホール(“地図展 2006 in 大阪”の見学) 花さき(研究・討議會場)

参加者
磯  高材(元大阪市公立学校長)    神吉 正雄(武庫川女子大学附属中・高等学校)
奧舍 憲雄(金蘭千里中・高等学校)   冨田健太郎(清風南海中・高等学校)
林  育史(新宮市立三輪崎小学校)   高橋 淳一(智辯学園中・高等学校)
奈良 芳信(清風南海中・高等学校)


 “地図展2006 in 大阪”の見学  

国土地理院主催の地図展大阪は11月9日(木)〜13日(月)の5日間開催された。

大阪での地図展開催は平成元年(1989年)以来2回目です。

入場記念品の「地図記号入日本手拭」はなかなか良いアイデアでした。

来年2007年の地図展は富山のようです。

Aゾーン 伊能忠敬の日本地図を歩く
 加賀国・遠江国以西、備後国以東の近畿地方中心の床面展示でした。
神戸で缺けていた枚方近辺も今回は展示され、名古屋ドームとは異なり、神戸と同様地図を踏んで間近で見ることが出来た。虫眼鏡持参で地図を見る熱心な方もいました。
伊能図作成関係の測量機器の展示、業績を解説した掲示、解説のビデオ、係員の補助説明など、一般の見学者にもよくわかるように工夫されていた。

※11月13日(月)午後再入場したところ、大阪市立森之宮小学校3年〜6年の児童が団体見学していま した。局長・次長・部長・応援の本庁の職員が対応し、わかりやすく解説し、案内していました。
 児童もメモをとったり、質問したり、熱心に見学していました。
(感想:元大阪市教育委員会生活指導係主任指導主事・磯 高材)

Bゾーン 時代の記録を見て感じる大阪物語
  江戸時代の大坂城下町を表した古地図や明治・大正・昭和初期・終戦頃・昭和後期・平成・現在の大阪近隣の地形図を展示し、市街地が拡大してゆく様子を、空中写真・スナップ写真等を併用して解説していた。

Cゾーン 大地を紙に描く技
  地図作成の新技術を紹介していた。

Dゾーン 地震への備え あなたの住む土地との対話
  確率論的地震動予測地図、大阪地方の土地条件図、大阪府震源ごとの震度分布図などを展示、GPSによる連続観測システム、緊急地震速報などを紹介し、地震災害に対する注意を喚起するようにしていた。

Eゾーン 地図と遊ぼう
  日本列島地図の一筆書き。參加者は結構喜んで一所懸命にやっていました。

Fゾーン 小中学生が考えた新地図記号
  風車、老人ホームの新記号に関して、採用以外の優秀な応募作品、ユニークなものなどを紹介していた。

協賛企業展示(詳細略)

地図教室
  伊藤 等さんが『やさしい地図の読み方』〜読図の実際〜、というレジメ(8頁)を材料に話されました。

地震防災講演会(詳細略)
        鈴木美和子さん(地形専門家):土地条件から分かる地震の被害
        大滝 三夫さん(国土地理院):動く地球 歪む大地

 資料提供
磯  高材 大阪にかかわる活断層 震源ごとの震度分布図(朝日新聞・毎日新聞)
関西国際空港2期用地造成事業の概要(関空関連会社パンフレット)
※第2期工事滑走路:2007年8月2日供用開始
冨田健太郎 豪州の主な肉牛・小麦生産地の地図(2006.11.09 日本經濟新聞 朝刊)


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