地理教育部会 2013年度 5月例会

日 時: 2013年5月11日(土) 

場 所: 大阪教育大学天王寺キャンパス 中央館 2階 

参加者
正木 久仁(大阪教育大学) 磯  高材(元大阪市公立学校長) 
奥舍 憲雄(金蘭千里中・高等学校) 
奥野 一生(清水谷高等学校) 
 



 「4月の淡路地震について」 磯 高材
 2013年4月13日5時33分頃に淡路島付近でマグニチュード(M)6.3の地震が発生した。
 この地震で、兵庫県淡路市で震度6弱、兵庫県南あわじ市で震度5強、大阪府岬町、兵庫県洲本市、徳島県鳴門市、香川県東かがわ市、小豆島町で震度5弱を観測したほか、近畿地方を中心に、中部地方から九州地方にかけて震度4〜1を観測した。

震源地を中心とした断層及び撓曲の分布をしめした地形図を作成され、それをもとに活発に議論した。

気象庁の発表では

西方向に圧力軸を持つ逆断層型で、地殻内の地震である。今回の地震の余震分布と本震の発震機構から推定される震源断層は南北方向に延びる西傾斜の逆断層であった。この地震は、「平成7年(1995年)兵庫県南部地震」の余震域の南西端に近接する領域で発生した。

この震源域南部に近接して六甲・淡路島断層帯の一部である先山(せんざん)断層帯が存在している。地震調査委員会は、この先山断層帯について、全体が活動するとM6.6程度の地震が発生する可能性があると評価していたが、今回の地震とこの断層帯との関係については不明である。

と発表している。

そのほか、4月21日鳥島近海の地震など最近の地震について情報を交換した。

 資料提供
磯 高材 震源地を中心とした断層及び撓曲の分布をしめした地形図
「淡路島おもしろマップ」
新聞資料として淡路島地震について、上町断層について
淡路島の断層、撓曲の一覧
4月21日鳥島近海の地震(M6.7)についての資料


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